感想その5
二人の作家がそれまでに培ってきたそれぞれがあらかじめ持っていたもの、
制作過程でここ黄金町に体を慣らしながら受け取り、育み、産み落としたもの
それらに黄金町のエッセンスを少し加えて、
二人の感性や思いも時に重なったり並んだりしながら生み出された、
たった1ヶ月の儚い命を持ったジカンノハナは、
時に走り出し、時に歩みを緩めてはその場に佇み、次はどこに行くか見るたびにわくわくした
だから
お仕事のシフト以外にも、その行方が気になって気になって、
ついつい赤い電車に乗っては黄金町に連れて行ってもらう
そんな力のあったジカンノハナは既に形を持ってはいないけれど、
あの展示を見ること出来た幸せな人々の心の中に、小さな小さな種となって、
次にジカンノハナを咲かせる時をじっと待っている
私はそう信じている
お手伝いさせて頂けたご縁に感謝
見に来て下さった全てのみなさまに、そして関わった全ての人や動物や植物にも感謝
ボランティアスタッフ 脇屋